高崎サテライトオフィス1階では、ランチタイムにサンドイッチを販売

都会の刺激とは違う、リアルなまちとの接点

−2020年7月に「SO.ラボ」を立ち上げました。
担当していた外食チェーンが出店過熱気味だった数年前、逆に危機感を感じたんです。仕事がどんどん来て当たり前の状態が社員教育的にも良くないと思って、原点に立ち戻って今後の建築やデザインのあり方を学び直そうと、社員に呼びかけて立ち上げた社内ラボが始まりでした。書籍はいくら買っても良いからと集め出して、週何回か勉強会をやるようになりました。建築、デザイン、くらし、まちに関する4000冊弱の蔵書があります。民間企業は著作権の関係で本の貸し借りができないのですが、財団であれば貸し出し可能だと聞いて、一般財団法人「くらしまち財団たかさき」(理事長は妻の万寿美さん)を立ち上げました。どなたでも閲覧可能ですし、会員登録していただければ貸し出しできます。
私設図書館「ビブ.ラボ」の本には、定期的に開いている読書会参加者が書いたPOPが添えられていた
−高崎では少ない民間学童「こ.ラボ」も準備中です。
SDGsもそうですけど、10年先の未来を考えた時に大人だけで話していても、子どもたちに伝えていかなければ意味がない。逆に子どもを通して親世代に伝わることもあるでしょうし、子どもとの接点を考えた時にクリエイティブな刺激になるようなワークショップをやろうという構想は最初からあって、それでいわゆる放課後サポート、学童を意識し始めました。ここは職場であり、本に囲まれていて、いろんな人が出入りしますから、そんな様子から、子どもたちに社会の多様性を自然に感じとってもらえると良いですよね。2021年4月にグランドオープン予定です。
−確かにいろんな人が出入りしていますね。
自治体職員やアーティストの皆さん、LGBT支援や車いすの活動団体、子育て中の方、読書好きの方、ボードゲームやパステル画を教える方、キャンドルやチョコレート作りのワークショップを企画される方など、通常知り合えないような人たちとつながりができています。SO.ラボがこんな風に活用していただけていることはすごくうれしい。未来を考えるにしてもまずは知ることからですからね。いろんな勉強をしたり、人と触れ合う中で、都会で得られる刺激とはまた違う、リアルなまちとの接点が生まれています。つながった皆さんとフラットに連携しながら、一緒により良い未来を探っていけたらと思っています。

好きな場所
烏川サイクリングロード(娘が最近自転車に乗れるようになったので)。自宅のルーフバルコニー(早朝に昇る太陽と沈む月が一緒に見える)
好きな食べ物
野菜(鮮度抜群で、もう体が喜んでいる感じがする)。上州牛、上州豚、そばも好物でよく食べる。
高崎の良いところ
交通の便、都会と自然のバランスが絶妙。山、川、丘、湖、モダニズム建築、空気も水もおいしくて、温泉もある。人も良い。ポテンシャルだらけ。
少し足りないところ
ハイグレードな店や住宅街、音楽の学校(知らないだけかもしれませんが)

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